大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

各団体にコロナ対応の影響を聞く

ブログコメント0

26日は、懇談要請や懇談の一日でした。党県委員会はコロナ問題対策本部を設置し、各分野の実態の把握と対応を行っています。

議員団や党の方に寄せられる情報以外の実態をお聞きするために午前中は、県商工会議所連合会、県商工会連合会、商連かながわの事務所に懇談を要請しにうかがいました。

現段階ではどこも影響の集約ができている状況ではないということでしたのでまとまった段階でまた伺わせてくださいとお願いしました。

商連かながわでは、商店街が企画する各種イベントが中止になって打撃だと伺いました。逆にそういうイベントに出演予定の方々からのお声も聞いている、いろいろな形の補償を国でも地方でも求めていかなければという話になりました。

前衆議院議員の斉藤和子さん農林水産委員でした。

午後は県JAとの懇談。あさか由香コロナ対策本部長と県委員会の農業漁業担当のNさん。そして斉藤和子前衆議院議員とうかがいました。

・・・・・

私は一斉休校措置のあと、県の畜産課に給食停止にともなう酪農家への影響については聞き取りをしていましたが、その時点では市場へ出荷できるので大きな影響はないとのことでしたが、時を経て…。

新型コロナ感染症対応の自粛が広がる中で影響は各種業種において拡大しており県内の切実な実態をまとめて一覧にまとめておられたのでご説明を受け、意見交換させていただきました。行き場を失った商品という物的な損失に加えて、働き手が確保できない懸念、農業に親しんでいただく施策への影響、という3点で予想外の影響をうかがいました。

●酪農についても飲用の牛乳が加工用に転用する必要があり(これは議会でも説明がありました。3割減収になるのだとか)これはしかし政府の第二弾の経済対策でクリアできたかなと判断している。

●各種宴会のキャンセルによって、和牛やキンメダイなど高級食材を扱う業者に損害が出ている件、酒類や、お花や、いちご狩りの中止でいちごなど物的な損失。梨の授粉に必要な生産資材(花粉や天敵資剤)が中国から輸入できない。大規模な植木の即売会などは開催できず、100万円越えの損失。

●担い手が感染した場合うちには働き手がなくなる。援農ボランティアの学生が来てくれなかったら…。水稲農家は、学生バイトを労働力として頼んでいるがきてもらえないかも…。酪農家からは、専属ヘルパーを依頼しているが…という心配も。

●子どもたちなど次世代に農業を知ってもらうイベントがいくつか開催できなくなっている。

なかでも、中国からの花粉の輸入に関してはさすが農水委員、斉藤前議員が、ゴールデンウイークにできなければ…とその影響の大きさに心を痛めていました。懇談の最後に、やはり農業は国産を大事にしなければ、という話から自校調理方式の学校給食の大切さなどにも話が及び、自給率高めて危機に対応できる農政を求める姿勢は共感しあえました。

・・・

現場に足を運ぶこと、当事者に声を聞くことが大切と先輩議員によく言われます。今回のJA懇談も本当に想像もしない分野での被害が見えて深刻さがよくわかりました。

ちなみに国会で諸課題について対応を求めた田村貴昭議員の農林水産委員会での追求です。こちら

田村議員の選挙の時のリーフレットの形式をまねさせていただいた縁もあり、注目しています。質問の仕方勉強になります。県議会でも対応を求めていきたいと思います。


コメント投稿フォーム
※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。メールアドレスは公開されません。
必須

CAPTCHA