育鵬社教科書に絶縁状を。
9年前、私は港北新婦人の、子どもと教育部の教科書運動担当として、仲間と共に毎日、比較用の他社の教科書たちをバッグに入れて持ち歩き、学校現場の答申を無視しない、適正な採択を求める署名を集めた。
育鵬社問題は例えばこちらをご覧ください
端的に言えば息子の中学公民教科書には表紙に日本地図が載るも、沖縄が切れていた。そんな教科書。
11万の署名が集まったのに、横浜市教育委員会はこれを不採択に。育鵬社が選ばれた。
挫折感が強かった。議会の力関係がいかに大事か思い知らされた。のんびり共産党員やってた私が、平和は真剣に守らないと守れないんだと本気にさせてくれたテーマでもあった。
ところが今年はどうだ!四條畷市、河内長野市、東京都、藤沢市と連勝しているではないか!横浜市の採択がある4日は祈るような気持ちだ。
議員になって教科書運動に携われないでいたが、ここまで運動を粘り強く繋いでこられた諸先輩方には感謝と尊敬の念でいっぱいだ。
他の地区の子どもたちが助かったニュースを聞くと、しみじみうれしいと思い、わが子を含む横浜の10万人を超える子たちがどんな目に遭わされたか、その諸悪の根源の元教育長を連れてきたのが林市長かと思うとその罪は計り知れないと思うのであった。
写真は9年前の敗北で打ちひしがれる私たちに、小学生だった友人のお嬢さんとうちの娘がくれたお手紙。大切に大切にそだててきた子どもたちを洗脳するがごとき教科書はしかし、現場の先生たちの努力でプリントなどを多用し、開かなくていいような工夫がされたと聞いている。そんな工夫ができる先生、教科書の特異性に気付ける先生ばかりではない。最近では安倍首相の写真が多用されているという。
新しい歴史教科書をつくる会のメンバーは横浜ではできることはやった的な発言が報道されている。誰かが懐柔されたのか他の手段か。8月4日の採択は見逃せない。
横浜市教育委員会8月4日定例会 午後1時から 教科書採択 インターネット中継はこちらから。