ワクチン集団接種シミュレーション＠港北公会堂
高齢者の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まろうとする局面で、集団接種のシミュレーションがおこなわれました。
接種に関しての通知はすでに80歳以上の方には届けられ、年齢が高い順に順次発送され、5月17日から本格接種となります。横浜市のワクチン接種の詳細はこちらに。
この日は、区内の医師会、薬剤師会などの方々を招いて動線や人員配置などの確認が行われたものです。私たち議員にもお知らせをいただきました。
専門家からはいろいろなご意見が出ました。
問診表の書き方や所持品などにも…
●かかりつけの医師にワクチン接種をしていいといわれているのか確認する項目が必要では→検討します。
●お薬手帳を持参いただきたい→検討します
●聴診器やガウン（白衣）は？→聴診器はこちらでご用意するが、ガウンはいつも使っておられるものをお持ちいただきたい。
●ワクチンを希釈・充填する作業コーナーで暑くなったらブルーのガウンを脱いでいいのか→エアコン入れます
●開始時間が9時になっているが、ワクチンの解凍時間を考えて8時半にできないか。なれないので早く始めたい。
（ここで公会堂が指定管理者なので、市の判断で決められないということが説明され、全面的にご協力いただいているので調整します。と。市の責任で行う接種に了解を得ないといけないのがやはり市直営ではない問題だなと指定管理施設のあり方を考えました。）
●経過観察の場には常に見ている人が配置されているのか→はい。
●重大な副反応があった際にどこに搬送するか決まっているのか →まさに調整中
●ワクチンが5人に接種して仮に残ったら使ってもいいのか→これは廃棄で
●当日予約なしで来られた方に打ってあげられないのか→予約者のみに。
●予約のサーバーダウンに対する備えはあるのか→対応する
●その場で一緒に予約して差し上げる配慮が必要では。わざわざ来られてかえって電話したら回線が混んでいるではお気の毒だ→考えます。
●来られた方が副反応などあった場合の対応を持ち帰る連絡先は用意されているのか。→はい、連絡先など書いた用紙をお渡しすることに。
最後2つは議員側から最うち、後の質問は私から。
完成形を見せていただくのかと思ったのは大間違いで、区側が専門家のご意見を聞いて改善につなげる、生々しいやり取りに立ち会い、緊張感も高まり、安心安全な接種に向けて関係者の皆さんのご努力がひしひし伝わるものでした。「私どもも始めれの経験ですので…」という言葉が聞かれ、だれにとっても初めての試練を与える新型コロナウイルス感染症の厳しさを痛感しました。この日のシミュレーションの大切さも実感したところです。
