大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

青空の港北区消防出初式。&提案

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これまた3年ぶりに屋外で開催された消防出初式を見せていただきながら、今回は自分の中のジェンダー意識の発展を感じました。そのことを書きます。

勢ぞろいされた消防団員の方をみながら、昨年暮れに年末特別警戒に当たる消防団の方々にご挨拶させていただいた時も思いましたが、暮れの忙しい時に時間を割いて、また毎月の練習も含め、もちろんいざというときは現場に駆け付け消火活動。地域防災のために貢献される皆さんに頭が下がります。初めて参加された山中市長の話によると、消防団員不足の中で横浜市は消防団員の定員充足率は97%だそうです。

ちなみに港北区の第八分団は女性のみ94名で構成。女性分団があるのは港北区だけだそうです。以前この方たちから私も蘇生マッサージを習ったり避難所設営について教えていただきました。

久しぶりにずらりと勢ぞろいした消防車の行進、大震災を想定した救助のシミュレーション、いっぱいに伸ばされたはしご車と高い高い放水、青空にかかった虹。子どもが小さい時にこれを見に来たことを思い出しつつ、なかなか見られないこのイベントをぜひ多くの方に広報したいと思うのでした。

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私が?と思ったのは家族表彰の時。分団員の活動を支えるご家族を表彰する場面で賞状を受け取りに来られたのは女性。分団員の妻でいらっしゃるようですが、名簿には男性の名前しか並んでいません。ありがちな話です。前回もあったはずですが気づきませんでした。

私の母とかつて、家父長制について話していたことを思い出しました。京都弁で紹介します。

「あんたが小学生の時に小学校にプール掃除をしにいったんや。参加者名簿があったんやけど、お母さんばっかり来てたのに、みーんなお父さんの名前を書いたはったんや。私もさすがに『なんでお父さんの名前書くの?掃除したんはあんたやんか』っていうてしもたわ」

家のことは戸主の名前を代表で書く。さすがに今の時代は違うと思いますが、これはちょっと提案せねばと思い、めでたく終わったあと、消防署の方とご挨拶した際、切り出しました。「あのー家族表彰の時のことなんですけど、表彰されるのはご家族なのに、なぜ団員の名前が書かれているんですか?」と聞きました。すると「あ!」という表情をされました。ご納得していただけた感じがありました。「そうですね。来年に向けて検討させていただきます」私は「ま、ご家族の方で気恥ずかしくていやだというお声もあるかもしれませんが、やはり表彰の趣旨から考えるとちょっとねと思いまして」と締めくくりました。改善されることを祈ります。

神奈川県知事表彰、横浜市長表彰他表彰を受けたみなさんおめでとうございます。

写真は、梯子乗りの妙技です。15キロもするという纏(まとい)をくるくる振りながら、この梯子が立てられ、最初に女性二人が技を披露してくれました。かっこよかったです(*^-^*)


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