大山奈々子
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祝・ミズキーホール 開館 車いす席確認!

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昨日からおめでたい式典がつづきます。ミズキーホールは新綱島駅そばに開館した港北区民文化センターの4階と5階。5階には音楽室やいくつかの練習室も備えたホールです。4階のホールは本日開館式が行われました。HPはこちらです。前のシートとの距離がゆったりしているねと。周りの人と話しました。

そして内覧会に来ていなかったので楽しみにしていたのは私が区長に直訴して可動席として増やしていただいた合計8席の車いす席。写真のK列の真ん中がそれにあたるとか。本当によかった。確か昨秋内覧会のお知らせが郵送されてきたときに、車いす席を確認したらなんと2席のみ。いろいろ調べたところ、国交省のバリアフリー法に関わる基準で公共施設の車いす席の数が設定されたのは恥ずかしいことに2023年。その基準だと401席のホールなら6席は必要になります。ミズキーホールの設計が行われたのは国交省の基準ができる前のこと。横浜市の福祉のまちづくり条例はどんな広さでも少なくとも2席という基準。ですから違法ではない、当初担当課に連絡した際に、福まち条例に則ったという説明。違法ではない。しかし…障害者権利条約を批准し、合理的配慮が求められている昨今、新しくオープンするホールが車いす2席では…港北区の名折れであり、車いすの方を失望させる。まちの運動会で区長をみかけ、ダメもとで直訴しました。歴史に区長の名が残りますよくらいの気持ちで話したかもしれません(;^ω^) 前向きに受け止めていただき、設計会社を入れて再検討していただいたとのこと。ありがとうございます。これこそ合理的配慮!なんとこの4月から合理的配慮は努力義務ではなく義務になるのだそうです。※

※合理的配慮とは:障害のある人にとっての社会的なバリアについて、個々の場面で障害のある人から「社会的なバリアを取り除いてほしい」という意思が示された場合には、その実施に伴う負担が過重でない範囲で、バリアを取り除くために必要かつ合理的な対応をすることとされています。これを「合理的配慮の提供」といいます。

※合理的配慮の義務化とは:令和3年(2021年)に障害者差別解消法が改正され、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化されました。改正法は令和6年(2024年)4月1日に施行されます。事業者が法に反する行為を繰り返し、自主的な改善を期待することが困難な場合などには、国の行政機関から報告を求められたり、助言や指導、さらには勧告を受けたりする場合があります。

今日どこがその席になるのかと尋ねたところ、実際に既設の車いす席にはお二人の車いすの方が座っておられ、あのお二人の間がご相談いただければ車いすを置くことができますと。依然としてパンフレットには車いす席2席、と書いてありますが、下に「車椅子席の利用を3席以上を希望される場合はお問合せください。」と2席で失望されないようにこの告知も求めていましたが、あまりに字が小さい…。これは改訂版の際に文字を大きくしていただきたいですね。

式典では、ステンドグラスを寄贈した方の表彰や、ミズキーホールという名前を考案した方々の表彰もありました。余談ですが、ミズキーは港北区のキャラクター。区の花であるハナミズキをイメージしたものです。娘たちが小学生の時に愛称募集があって、娘より二つ上の子が考えた愛称「ミズキー」が採用されたことを覚えています。だからミズキーホール命名の蔭の功労者でもあるかなと思いつつ。

記念演奏はアーツ室内オーケストラと指揮者の大友直人さん。大綱中学校合唱部の歌を聴くこともできました。東日本優秀演奏発表会で優秀賞など数々の賞を受賞しておられるとか。〝合唱懸命〟を合言葉に頑張っておられます。これから何度このホールで文化的体験をするのかと思うと感慨深いものがありました。


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