大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

港北高校と中原支援学校の入学式。ダーウィンの言葉を知る

ブログコメント0

新入学の皆さん、保護者のみなさん、おめでとうございます。4月5日は二つの学校の入学式に参加させていただきました。

やはり子どもたちのいる場所はいいなぁ。学校というところに行くたびにかつての職場に戻りたくなります。港北高校では娘のプレ幼稚園の時のママ友にも再会できました。翌日、息子の入学式であの式場にいたんです、という子ども会の仲間もいました。地元だー。

新入生の呼名がされているときも、私は高校教師二年目で新入生の担任となったけれど、このタイミングでは本当に子どもたちと過ごす日々に、少しの不安と期待がいっぱいだったなぁと思ったり、女子で「子」のつく名前は全くないなぁと思ったり、体育館の空調設備がないと本当にしんしんと冷え込むなぁと思ったり。この点は井坂議員が真夏のバスケ練習で死ぬ思いだったと。猛暑のレベルが違ってきているのだからと決算委員会で空調設置を求めても、私も委員会で求めましたし他の会派の人も求めましたが、費用面が…ということで設置を検討すらしない答弁でした。(支援学校は設置が進められています)命に関わる問題ですからこれは引き続き求めます。

校長先生はかつて教育局にいらして私に議会質問で対応してくださった方だということでした。「そういえばお顔に見覚えが…私何か文句言ってましたよね(笑)」「いえいえ、文句なんて…先生も教員経験者でいらっしゃるんだなと思いましたよ」そしてこの校長先生のご挨拶が素晴らしかった。「私も4月着任で皆さんと同じ一年生です。一緒に成長していきましょう」から始まったのです。あとで「上から目線のご挨拶ではなくてよかったです。校長先生の姿勢が学校の校風を左右すると思うので大変だと思いますがよろしくお願いします」とお伝えしました。(以前どこかの中学か高校で、新入生や保護者に声をかける前に「本日は教育委員会の誰々にお越しいただき」から始まった校長先生がいてコケそうになりました。主役の子どもよりご自身の評価の方が気になるのかいといいたかったですね)

もう一つ、校長先生が引用された種の起源を著したチャールズ・ダーウィンの言葉『最も強いものが生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは変化できるものである。』成績を競いながら来た子ども達に贈る言葉として素敵ですね。個人のみならず会社や組織にも言えそうですね。

そして川崎市にある中原養護…(おっと今は中原支援学校といいます)は、昨秋に改修が終わって綺麗な外装と中もとても明るくなりました。午前に小中学部、高等部の始業式、午後に高等部の入学式、小中学部の入学式と忙しいスケジュールの日でしたが、私は午後から参加させていただきました。ここは来賓がPTAの方と私だけという状況だったので待ち時間に、いろいろお話できたことが非常に勉強になりました。中原だけの問題ではなく支援学校全般のことをいろいろ聞けました。送迎バスの問題があり、看護師さんがいないと乗せてもらえない。看護師さんが学校スタートなのでまず近くの子どもの家から乗れないか、という話、プールの部品が壊れて使えない話、分教室の子は間借りしている高校に所属しているのでもなく、かといって支援学校本校に所属しているものの日ごろ疎遠だからPTA活動もままならないと。5年間の時限措置ということで始まったのに支援学校の建設が遅れていて10年を超えています。分教室のことは改善をいくつか求めてきました。ダンスで有名な分教室もあって人気だとは言うものの、作るべき支援学校は急いで早く解消されなければなりません。こういう状況の中でインクルーシブをどうすすめるのか、呆然とする思いですが、いろいろな人の知恵と現場の声をよく聞いて進める一助になればと思います。

写真左下は港北高校前の緑道に咲く桜。中原支援学校そばの公園の見事な桜、改修できれいになった外観です


コメント投稿フォーム
※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。メールアドレスは公開されません。
必須

CAPTCHA