大山奈々子
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ポツダム宣言、つまびらかに読んでみました。

ブログコメント17

今、ポツダム宣言が熱い。安倍首相のおかげである。安倍さんがつまびらかに読んでいないと言ったことがものすごい非難を浴びている。私も首相は読んでおかなければならないものだと思います。でも、正直にいえば、私もつまびらかに読んでいません。首相ではないとはいえ、政治家である以上読まねばと、反省とともに今日は勉強しました。

外務省訳では読む気もなくす代物、あるジャーナリストが、外務省の公式の訳文がこれでは、国民に内容を知られたくないのではないかと書いています。そう思います。首相を非難している人の多くは勉強熱心で、また、責任感からも読んでいる人もいると思いますが、つまびらかに読んでいない人も多いでしょうから、ご一緒によみましょう。ここにご紹介しておきます。

ハフィントンポストの記事より。5月20日の党首討論について。

志位氏は「過去に日本が行った戦争は、間違ったものという認識はあるか。70年前に日本はポツダム宣言を受け入れた。ポツダム宣言では、日本が行ったのは間違った戦争だったと明確に記している。総理はこの認識を認めないのか」と聞いた。これに対し、安倍首相は「ポツダム宣言は、つまびらかに読んではいないが、日本はポツダム宣言を受け入れ、戦争が終結した」と述べた。

 

ポツダム宣言は、1945年7月26日、ドイツのポツダムにおいて、アメリカ・イギリス・中国(のちにソ連も参加)が発した対日共同宣言。日本に降伏を勧告し、戦後の対日処理方針を表明したものだ。では、その内容は、一体どんなものだったのか。英語で書かれた文書を現代語訳したものを紹介しよう。

ポツダム宣言

    1. 我々、アメリカ合衆国大統領、中華民国主席とイギリス首相は、我々の数億の国民を代表して協議した結果、この戦争終結の機会を日本に与えることで意見が一致した。

 

    1. アメリカ、イギリス、そして中国の陸海空軍は、何度も陸軍、航空編隊の増強を受けて巨大になっており、日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。この軍事力は、日本が抵抗をやめるまで同盟国によって維持できるものだ。

 

 

    1. 世界中の自由な人々は立ち上がった。それに対してドイツが採った無益かつ無意味な抵抗の結果は、日本の人々に対しても極めて明快な例として示されている。現在日本に向かって集中しつつある力は、ナチスの抵抗に対して用いられた力―全ドイツ民の生活、産業、国土を荒廃させるのに必要だった力―に比べると、測り知れないほど大きいものだ。決意をもって、我々の軍事力全てを投入すれば、日本軍は壊滅し、また、日本の国土は焦土と化すだろう。

 

 

    1. 日本が決断する時は来ている。知力を欠いた身勝手な軍国主義者によって制御され続け、滅亡の淵に至るのか。それとも、理性の道を選ぶのか。

 

 

    1. 我々の条件は以下の通り。条件からの逸脱はないものとする。代替条件はない。遅延も一切認めない。

 

 

    1. 日本の人々をだまし、間違った方向に導き、世界征服に誘った影響勢力や権威・権力は、排除されなければならない。無責任な軍国主義が世界からなくなるまでは、平和、安全、正義の新秩序は実現不可能である。

 

 

    1. そのような新秩序が確立されるまで、また日本の戦争遂行能力が壊滅したと明確に証明できるまで、連合国軍が指定する日本領土内の諸地点は、連合国軍がこれを占領するものとする。基本的目的の達成を担保するためである。

 

 

    1. カイロ宣言の条項は履行されるべきものとし、また、日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺小諸島に限定するものとする。

 

 

    1. 日本の軍隊は、完全に武装解除されてから帰還を許し、平和で生産的な生活を営む機会を与えることとする。

 

 

    1. 我々は、日本を人種差別し、奴隷化するつもりもなければ国を絶滅させるつもりもない。しかし、われわれの捕虜を虐待した者を含めて、全ての戦争犯罪人に対しては厳重なる処罰を行うものとする。日本政府は、日本の人々の間に民主主義的風潮を強化しあるいは復活するにあたって、障害となるものは排除する。言論、宗教、思想の自由及び基本的人権の尊重が確立されなければならない。

 

 

    1. 日本は産業の維持を許される。そして経済を持続し、正当な戦争賠償の取り立てに充当する。しかし、戦争を目的とする軍備拡張のためのものではない。この目的のため、原材料の入手はこれを許される。ただし、入手と支配とは区別する。世界貿易取引関係への日本の事実上の参加を許すものとする。

 

 

    1. 連合国占領軍は、その目的達成後そして日本人民の自由なる意志に従って、平和的傾向を帯び、かつ責任ある政府が樹立される限りにおいて、直ちに日本より撤退するものとする。

 

  1. 我々は日本政府に対し日本軍の無条件降伏の宣言を要求する。かつ、誠意を持って実行されるよう、適切かつ十二分な保証を求める。もし拒否すれば、日本は即座にかつ徹底して撃滅される。

 

外務省の日本語訳はこれです。難読文。

ポツダム宣言

千九百四十五年七月二十六日
米、英、支三国宣言
(千九百四十五年七月二十六日「ポツダム」ニ於テ)

  • 一、吾等合衆国大統領、中華民国政府主席及「グレート・ブリテン」国総理大臣ハ吾等ノ数億ノ国民ヲ代表シ協議ノ上日本国ニ対シ今次ノ戦争ヲ終結スルノ機会ヲ与フルコトニ意見一致セリ
  • 二、合衆国、英帝国及中華民国ノ巨大ナル陸、海、空軍ハ西方ヨリ自国ノ陸軍及空軍ニ依ル数倍ノ増強ヲ受ケ日本国ニ対シ最後的打撃ヲ加フルノ態勢ヲ整ヘタリ右軍事力ハ日本国カ抵抗ヲ終止スルニ至ル迄同国ニ対シ戦争ヲ遂行スルノ一切ノ連合国ノ決意ニ依リ支持セラレ且鼓舞セラレ居ルモノナリ
  • 三、蹶起セル世界ノ自由ナル人民ノ力ニ対スル「ドイツ」国ノ無益且無意義ナル抵抗ノ結果ハ日本国国民ニ対スル先例ヲ極メテ明白ニ示スモノナリ現在日本国ニ対シ集結シツツアル力ハ抵抗スル「ナチス」ニ対シ適用セラレタル場合ニ於テ全「ドイツ」国人民ノ土地、産業及生活様式ヲ必然的ニ荒廃ニ帰セシメタル力ニ比シ測リ知レサル程更ニ強大ナルモノナリ吾等ノ決意ニ支持セラルル吾等ノ軍事力ノ最高度ノ使用ハ日本国軍隊ノ不可避且完全ナル壊滅ヲ意味スヘク又同様必然的ニ日本国本土ノ完全ナル破壊ヲ意味スヘシ
  • 四、無分別ナル打算ニ依リ日本帝国ヲ滅亡ノ淵ニ陥レタル我儘ナル軍国主義的助言者ニ依リ日本国カ引続キ統御セラルヘキカ又ハ理性ノ経路ヲ日本国カ履ムヘキカヲ日本国カ決意スヘキ時期ハ到来セリ
  • 五、吾等ノ条件ハ左ノ如シ
    吾等ハ右条件ヨリ離脱スルコトナカルヘシ右ニ代ル条件存在セス吾等ハ遅延ヲ認ムルヲ得ス
  • 六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス
  • 七、右ノ如キ新秩序カ建設セラレ且日本国ノ戦争遂行能力カ破砕セラレタルコトノ確証アルニ至ルマテハ聯合国ノ指定スヘキ日本国領域内ノ諸地点ハ吾等ノ茲ニ指示スル基本的目的ノ達成ヲ確保スルタメ占領セラルヘシ
  • 八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ
  • 九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルヘシ
  • 十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ
  • 十一、日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償ノ取立ヲ可能ナラシムルカ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルヘシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルカ如キ産業ハ此ノ限ニ在ラス右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許可サルヘシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲ許サルヘシ
  • 十二、前記諸目的カ達成セラレ且日本国国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ平和的傾向ヲ有シ且責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聯合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ
  • 十三、吾等ハ日本国政府カ直ニ全日本国軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言シ且右行動ニ於ケル同政府ノ誠意ニ付適当且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ対シ要求ス右以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス
(出典:外務省編『日本外交年表並主要文書』下巻 1966年刊)
 
 
 
 

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    20日(水)の志位委員長と安倍総理の党首討論を「赤旗」誌面で確認しました。しかし「ポツダム宣言読んでいない。」と言い切る安倍総理。一般の国民が読んでいないのとはわけが違います。このような歴史認識の無い者が総理だというこの国。正直背筋が凍りました。
    この安倍総理のレベルでは「戦争」の善悪もつかないでしょう。「戦争法案」さえ語る資格は無いと考えます。今回の「戦争立法」は議論するスタート位置にもつけないと考えます。速やかに「戦争法案」の撤回を切に望みます。

  2. 中村 孝より

     読ませてもらいましたし、プリントもしました。
    外務省訳は旧仮名遣いですし、わざと難しくし、多くの人に近づかせないためとしているようにさえ思えました。
     志位質問でポツダム宣言が改めて脚光を受けるのも良いですね。
     それにしても安倍総理はどうしても侵略を認めないのですね。早く辞めてもらわないと、日本が世界の孤児になってしまう。

  3. 鈴木やすより

    「ポツダム宣言」私もつまびらか(笑)に読んでみました。そして再度「ポツダム宣言」に関するコメントさせて頂きます。
    5/22(金)の「赤旗」によると安倍総理は2005年当時(当時:自民党幹事長代理)某雑誌紙上で「ポツダム宣言はアメリカが原爆を二発落として日本に大変な状況を与えたあと、「どうだ」とばかり叩きつけたものです。」と述べたそうです。確かにこれは大きな誤りです。「ポツダム宣言」発出が1945年7月26日。日本が受諾したのは8月14日です。歴史にifは禁物ですが、仮に当時の日本政府(鈴木貫太郎総理)が早めに「ポツダム宣言」を受諾していれば広島、長崎の原子爆弾の投下は避けられました。
    私は安倍総理に仮にも日本国の総理であれば、もう少し正しく歴史を学んで欲しいと思います。
    また参考の話題ですが、安倍総理は5月20日で首相在任日数が祖父の岸信介総理の在任日数1242日を超えたといいます。岸信介総理の是非を問うまでもありませんが、少なくとも、彼は国民皆保険制度や国民年金制度、及び「最低賃金法」を成立させました。
    一方、安倍総理は「戦争立法」や労働法制、その他医療保険法までも改悪しようとしております。
    結論的にこのような資質の総理に「戦争立法」語る資格は無いと考えます。「戦争法案」は撤廃すべきと考えます。

  4. 吉崎英雄より

    1945年7月27日外務省はポツダム宣言を放送を受信し、このポツダム宣言を扱うかとりなり、とにかく政府としては国内外に何も発言しないのはおかしいとの事で、日本政府(鈴木貫太郎首相)は一応「黙殺」とし、7月30日に新聞に発表されたが、それが海外に伝わるうちに「黙殺」が「拒否」されたいう見方を連合国からされてしまった。
    これがアメリカの原爆投下を決意させ、ソ連参戦の理由となった。
    8月6日広島に原爆が投下し、翌日トルーマン大統領は日本に即時降伏を求める名声をだした。
    それでも天皇はソ連に対し、対米英戦の仲介を求めるように指示を出したが
    8月8日日本時間午後11時、ソ連は対日参戦に踏み切った。
    8月9日最高戦争指導会議が行われ、ポツダム宣言を受諾には①国体護持(天皇制の存続)②日本に進駐して来る連合軍は少数でごく小範囲である事
    ③日本軍の武装解除は日本人の手によっておこなわれる④戦争犯罪人の処罰は日本人によって行う これらの諸条件を連合軍側に打診した。思えば①~④までの条件は虫のいい内容であったため、8月11日バーンズ米国務長官のいわゆる「バーンズ回答」なるものが来た。内容は、②~④までの条件付き降伏は受け入れない。①について「天皇は連合国最高司令官にsubect to
    する事」というものだった。軍部がsubect toは「隷属」の意味であり、受け入れられない、しかし外務省は「天皇は連合国司令官の制限下におかれる」という解釈で対立した・・・・

    空襲でおびえ、死に、負傷し、家をなくし、満足な食糧もないく餓死者が出ているこれら国民の労苦を無視して、天皇の存続の事しか考えなかった政府の無能、ソ連とは不可侵条約があるからソ連を仲介に戦争を終わらせると考えた。しかしソ連は以前から日本参戦をもくろんでおり、「ソ連参戦」近しという駐ソ連大使館や中立国からの大使館などの忠告があったにもかかわらず
    この政府の甘い考え、無策無能外交音痴が、300万人という軍民が亡くなったのである。

    安倍首相は「ポツダム宣言は、つまびらかに読んではいないが、日本はポツダム宣言を受け入れ、戦争が終結した」と述べたそうだが、ポツダム宣言を受け入れたのは当時の政府・軍部ではなく天皇である。
    もし天皇がもっと早く終戦の決断をしていたら、沖縄戦や広島・長崎の惨状を防げたかもしれない。最後まで無知無能の政府・軍部を信じていた昭和天皇・・・彼も単なる裸の王様にすぎなかった。

  5. 大山奈々子より

    中村さん

    そうなんです。私はアジアの日本語留学生と交流する中で、日本への一定のリスペクトを感じていたので、戦争立法でとっても気になるのが国際的評価の下落です。もう安倍首相以来堕ちに堕ちているとは思うんですけれど。

    鈴木さん吉崎さん

    おかげさまで日本近現代史をまた詳しく学びなおせました。

  6. 長谷川順一より

    ブログ記事「遊就館からポツダム宣言を“つまびらかに知る”」を書くために、遊就館に行ってきました。
    以前、ご質問のあった売店に並べられている教科書は
    ■育鵬社刊「13歳からの道徳教科書」
    ■〃   「はじめての道徳教科書」
    ■〃   「新しいみんなの公民」
    ■明成社刊「最新日本史」
    でした。   「

  7. 石井洋二より

    大山さん、ポツダム宣言とセットで詳らかに読む必要があるのは、昭和天皇の終戦の詔書です。例の玉音放送ですね。これも難解な言葉がちりばめられており、何を言っているのか正確に理解している日本人はさほど多くはないのではないか。しかし、この詔書こそ、戦後保守政治の思想的原点だと思います。戦争の正当化、侵略意図の否定、不本意ながら宣言を受諾したこと、そして最後に皇国日本の再興・神州の不滅を信じ、国体の精華を発揚せよと国民に訴えたのです。詳しくは浅井基文氏がHPで解明しています。

  8. 大山奈々子より

    長谷川さん

    ありがとうございます。そうでしたか・・・。
    噂は本当でしたね。
    明成社は育鵬社の後発だといわれていますね。

  9. 大山奈々子より

    石井さん

    ポツダム宣言を絶対確実につまびらかに読んでいるのは石井さんだと思っていますよ(笑)
    終戦の詔書はそんな内容ですか。それは首相もつまびらかに読んでそうですね。私も読んでみましょう。
    あと、日米安保条約、これもつまびらかに読んで欲しいですね。

  10. 畑 義彦より

    4の吉崎さんのコメント、ポッダム宣言から8/15までの流れの知識すごいですね。勉強になります。さてNHK5/6(確か)放送・(再放送5/24済み)歴史秘話ヒストリアルSPで「幻の巨大潜水艦伊400 日本海軍 極秘プロジェクト」を見て、とても勉強になりました。(大山さんには是非見ていただきたくDVD録画しました。昨日手渡しできなかったので樽町の事務所に持参します。「命を大切にする」ドラマがありました)。潜水艦から爆撃機3機を飛ばすという世界史上初の作戦だったのですがその予定日が8/17だったのです。あと4日早ければ日本の技術・意地をアメリカにしめせたのにと強く思いました。日本の軍部もその気持ちがあったと推察します。
    話は変わり、5/27・28の安全法制の質疑NHKでやってましたので、あらかた見て自分なりに得る知識がかなりありました。一番の問題は安倍総理の説明力が低いことだと思います。自民・高村氏、公明・北川氏、民主・岡田代表、長嶋氏、維新江田前代表等々は法制を理解しているのは当然ですが、それを自分の言葉で他者にうまく説明できるのです。幹の部分と細かい部分を聞いている人にわかるようにしているのです。安倍さんは聞かれてはじめて、(わかりにくく)「今の憲法の範囲内で行う、専守防衛です」というのです。政治家特に首相はコミュニケーション能力が大事と思いますが全然ダメです。相手(TVを見ている国民)に対して、わかりやすくするという心・誠意・余裕がないのです。(2世・3世議員が多いというのが政治家の劣化と思います・ペーパーの棒読みになる)。
    このような首相をいただいている日本は不幸ですが、そのことを認識して国民は各自行動することが大事と思います。(つまびらかに読んでいないと言うのは安倍さんの正直さて゜良い点と思います・志位さんの質問「さきの戦争は正しいか間違っているか」は日本の保守の政治家・首相として簡単には答えられないと思います」)

  11. 畑 義彦より

    続けてすいません。5/29金曜深夜5/301時25分(約3時間)より朝まで生TV(テレビ朝日) 沖縄基地問題 沖縄より中継があります。沖縄基地問題は大山さんも関係するテーマですので、録画して見てほしいです。(全部生でみると2.3日睡眠のリズムが狂うので!)。

  12. 大山奈々子より

    畑さん

    いつも興味深い番組をご紹介いただきありがとうございます。
    なるべく見るようにしたいと思います。

    安倍さんの分析はその通りですが、基本、本音は戦争立法だから言いつくろいようがないのです。自らの著書で「日本の若者は国家のために血を流さない」といい、それを補完するかのように石破さんが「アメリカの若者が血を流しているのに日本の若者が血を流さなくていいのか」とテレビでいったとか。
    若者が血を流さなくてすむように憲法9条が生み出されました。

    さて、先の戦争が正しいか間違っているか簡単には答えられないということですが、保守であろうとなかろうと、国際社会の一員である以上、首相である以上、間違いだったと認めるしかないんですけれど。
    世界における先の戦争の評価は、日本を断罪しているわけです。
    このブログをごらんのようにポツダム宣言を日本の国家が受諾したということは過ちを認めたということなのです。
    それが出来ないということは国際社会の中で生きていくことは出来ません。
    まさか戦前のように国連を脱退するつもりなのでしょうか。
    まさか畑さんもさきの戦争の評価があいまい?

  13. 畑 義彦より

    直接DVD渡せ、当選おめでとうございますと言えてよかったです。安倍゜さんの著書「美しい国へ」西部邁さんによるとほぼ中西輝政氏が書いたと言われています。政治(内閣官房長官)活動しながらまとまった分量をかけるほどの能力があるとは誰も思っていないでしょう。本題ですが、「マッカーサー元帥自身が「日本の戦争はおおむね自衛のためのものであった」ことを公式に認めた(1951.5.アメリカ上院軍事外交委員会)(「かくて昭和史は甦る・渡部昇一著・1995初版・P4より・このころの著者は信頼できると私は思います」)
    東京裁判についてインドのパル判事が「ハルノートのようなものをつきつけられたらモナコやルクセンンブルクでもほこをとってアメリカに立ち向かうだろう」と言い被告人全員無罪の判決をだしたということを我々日本人は忘れてはならない(戦争論・小林よしのり著1988.7.P44より引用しました)
    憲法9条はマッカーサーが日本が再度軍国化しないよう原案をしめし、自衛の戦力を残すために2項で「前項の目的を達するため」といういわゆる芦田修正を加えたと認識しています。アメリカの血が流れなくてすむようにです。その後朝鮮戦争がはじまり、今の自衛隊が発足しました。私は中国・ロシア・韓国・アメリカとの外交努力により平和と安全、世界への貢献をを果たすべきと思います。(アメリカ一国追従に反対)。戦争の評価ですが、当時(昭和16年)米国から石油の輸出を止められ、ハルノートで中国からの撤兵を要求されたことをもっと多くの国民が知るべきと思います。連合国側からみれば日本は間違えたのでしょう。しかし我々の先人は大東亜戦争を行いました。その反省から戦争を放棄して平和国家として世界に貢献しょうと決意しました(憲法前文)。そのことをもっと世界に発信すべきと思います。私は親日保守です。

  14. 大山奈々子より

    畑様

    そうそう。平和国家として世界に貢献しようとしてきたわけですよ。
    開戦に至る評価は種々あれど、この70年の実績をきちんと評価したいですね。
    保守でも革新でも、安倍さんのような国会で信を問う前にアメリカの連邦議会で夏までの戦争立法成立を約束してくるような国民無視対米従属の人物は総理の座に相応しくありません。民主主義国家を守るために広く手を結ぶ時です。

  15. たろうより

    ポツダム宣言をつまびらかに読んでいなかった政治家が、
    安倍首相を非難する資格があるのでしょうか。

    野党は、国会でクイズ大会をしたり、質問と称して20分以上ただ意見を述べていたりします。
    安倍首相のアメリカでの平和や和解を誓う演説に対しては、発音が下手だ、カンペが中学生程度だ、という人もいます。
    非難を浴びている、ではなくて、何か非難できるようなことは荒探しをしてやっとみつけた、というのが本当ではないでしょうか。

    日本が悪い日本が悪いと繰り返し主張し、和解や前進をしようとしていないのは、野党、共産党、志位ではないでしょうか。

  16. 大山奈々子より

    たろうさん

    志位さんの質問をご覧になりましたか?きわめて論理的に戦争法案の危険性を明らかにしました。

    安倍さんに対してくだらない批判があることも一部は事実ですが、本質をみてください。

    日本共産党中央委員会のHPをご覧下さい。

  17. CORONAより

    初めてコメント差し上げます高校生です。
    憲法9条と自衛隊の関係についてはどうお考えですか?
    返信お待ちしております。

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