大山奈々子
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採決。県民の願いのゆくえは?

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昨日水曜日は朝に定例宣伝。昼間は議会、夜は(遅ればせながら)生活相談活動と、私の仕事が象徴的にちりばめられた(笑)一日でした。これに地域訪問、視察、諸団体との懇談、学習会とか入るとフルコースになりますね。横浜市議のみわ智恵美さんがよびかけてくださって大量注文できたこのノボリで県議会報告を始めましたが、やはり焦眉の課題である戦争法案の話が大半になってしまいました。

ここ新横浜駅篠原口でもいつもの何倍もチラシを受け取ってもらえました。

IMG_1668さて、県議会は第二回定例会の常任委員会最終日でこの間委員会に付託された議案と陳情請願を審査し、採決するということが 行われました。それに先立ち、請願を提出している県民による口頭陳情が行われました。一人3分間。

教職員定数の増員を求めるもの、少人数学級の実現を求めるもの、県立川崎図書館の存続を求めるもの。どの方も道理をもって切々と訴えられました。

このあと、口頭陳情に関しては昼休みになるまで何も論じられないという仕組み。

この口頭陳情および、請願陳情に関して論じるのは、お昼休みまで待たねばなりません。つまりオフの場であり議事録に載らない場。こういう運営でいいのかとはなはだ疑問です。

そしてそこでも、文教分野では共産党はすべての請願の紹介議員になっていたので意見を述べようとすると、止められ、所管課への質問だけにしろという指示でした。県民の声に対してかく議員がどういう態度をとるのか明らかになるこのやりとり、なぜ非公開なのか。傍聴していた時から疑問に思ってはいました。いろいろな市議会では公開だそうです。改善を図っていかなければと思います。陳情請願への態度を決める団会議がお昼の時間帯に持たれます。共産党は丁寧に検討する必要があるため前日までに終えられるものは終えていましたがそれでもギリギリに出される陳情などはこのタイミングで討議、さらに再確認して午後の会議に臨みます。

さて、オンの場では委員による議案や所管事項に関する質疑とこの間の質疑をまとめた意見発表を行いました。そのあとに採決となりますので採否は夕方遅くなります。

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結果だけ書くと、口頭陳情者が語られた案件に類するものの他、県立秦野養護学校中等部の環境整備などがいくつか出ていましたが、採択(請願の場合)了承(陳情の場合)されたのは何もなく、かろうじて少人数学級を求める請願一本(いわゆる日教組系からでているもので、共産党には紹介議員の依頼がなかったもの)のみが継続になりました。請願趣旨に違いがないにもかかわらず。請願者を選別しているのか…

私たち日本共産党県議団は文教分野では今回すべての請願陳情に道理があると判断しました。なんといっても子ども一人当たりの教育予算が全国最低の神奈川です。教育条件の改善を望む系の請願陳情は税金の使い道を県民本位に適正化して取り組まなければならないものでした。

また、私たち県議団が提出していた国への35人学級を求める意見書も否決。国の衆議院文部科学委員会が全会一致で可決した内容を進めるよううながすだけの国への意見書です。どういう道理があって拒否できるのか…。なんども一人だけ挙手しながら、オール与党議会を痛感しました。委員会では熱心に質疑に取り組む新人議員たちがいましたが自分たちの会派のこの様子をどう判断したか興味深いところです。

県民のみなさんの要請文の書き方にも工夫の余地はあるかもしれません。私たちの意見書も。そこは丁寧に検証しながら、しかし文面に限らず拒否する風潮も否めません。道理と熱意をもって粘り強くあたろうと決めています。あまりのひとりぼっち感に気の毒に思ったであろう他の議員さんが帰りにあやまってくれました。ありがたかったけれどふとテレビドラマのセリフをアレンジ、(同情するなら県民の声を聞け)と内心。

私は心は鋼鉄なのでまっっったく「折れる」ということはないのですが、消耗しました(;´Д`)

控室で怒りを交換し合い、甘いものを食べて回復しました!(他の委員会の様子は後日。)

今さらながら前々期、たった一人会派の河野幸司県議のお立場を考えました。


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