大山奈々子
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ブログコメント4

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10日の夜に起こったことは怖いですよと書きました。

委員会での共産党県議団の発言に関し撤回を求められるという事態がありました。ベトナムへ進出する水ビジネスの応援にいく県外視察が県民の福祉向上に資するかどうかという内容を問う発言でした。この4年間、今まで基本的に大きな異論がさしはさまれることのなかった議会で、正面から否定されることに直面した他会派が動揺したものです。詳細は議会運営委員の藤井議員のブログを。

さて、13日朝の日吉駅です。久しぶりの駅。訴えは「私たちがこうして朝から働いて納める税金が、他国の罪もない国民を殺害するために使われることになっていいのかという局面です。メール一本、ファクス一回でいいので行動してください。ご一緒に平和を守りましょう。」

県議会はこの日加藤なを子議員が補正予算を含む議案の反対質問に立ちました。意外にヤジが少なく、被災ぶりの反対討論というものを静かに聞いていただいているという感じがしました。

今議会は請願陳情が目立ちました。請願・陳情は議会が受理して常任委員会に付託し審議されることで、県民の声を届ける重要な役割を担います。議員が紹介議員にならないと受理されない「請願」では、今定例会には3か月で23件提出されましたが、そのうち21件が党議員団だけの紹介によるものでした。党議員団がゼロだった改選前の4年間は、わずか54件の付託であったことに比べ、党議員団の躍進が県民の声を県政に届ける大きな力になっていることを示すもので、今後大いに期待されるところです。

各委員会での採決とは別に改めてこの場で賛否が問われることになります。「総員起立!」ばっかりだった県議会に「少数」という声も聴かれました。共産党だけあるいは共産党とネットだけなどです。県立川崎図書館機能存続、やオスプレイ飛来中止、藤沢高校跡地の活用、秦野養護学校小中学校の整備、少人数学級推進などなど。

共産党は自分たちが紹介議員になったものはもちろん、共産党に来ないで他会派から提出された請願でも意見書でも県民のためになるものなら賛成です。共産党がネットの安保法制反対や自公民の少人数学級の意見書に「賛成」で立つとざわめきました。私たちがセクト主義で動いていると思ったら間違いですよ。

何と、そう。自民党が私たちの35人学級を進めるよう国に迫れという意見書にたぶん対抗して提出したものが少人数学級の推進を求める意見書。自民党がこの手のモノを提出するとはすばらしい!これにはもちろん賛成起立したのでした。それでもほとんどが不採択。選挙前の年は継続が多かったんです。有権者に嫌われないためでしょう。ところが選挙前でも今回でもやはり米軍様関連請願は一発不採択。オスプレイは所管委員会で不採択となりました。

でも安保法案関連の請願は不採択ではなく継続になったのは、世論を無視できないことの表れです。


コメント

  1. 中村 孝より

    まず、加藤議員質問の項で、訂正を。「被災ぶりの」は「久しぶり」と思います。
     深夜の怪談話、議員団の発言撤回要求に対する、拒否。さすが、頑張りましたね。  拍手!
     請願件数、3か月分が前4年間の半数、これも素晴らしい。
    反対に4年間は何をしていたのでしょう。県民の声が議会に届いていなかったことになりますよね。  
     自民党が35人学級を取り上げたのは面白いですし、素振りでも県民を意識することになるのは良いことだと思います。
     秋の議会も期待しています。

  2. 大山奈々子より

    中村様

    ありがとうございます。
    15日付の神奈川新聞におおまかな状況と後日談が出ていますが、その記事だけでもまだまだ言葉足らずです。委員会での発言の説明や撤回を求められた場が非公開な場だというところに問題があり、公の場での論議を主張したものでした。神奈川新聞の記事の中にはそのへんが抜けていますね。
    見えない場での圧力で県政運営をコントロールしようというのは本当に県民に説明がつきません。
    また詳しくご報告することになるかと思います。

  3. 鈴木やすより

    10日夜の件、従来の神奈川県議会の中では有り得なかったケースで緊張感が走ったことでしょうね。それが本来の民主的な議会であり共産党県議団の存在意義だと考えます。
    国会では15日(水)戦争法案が世論を無視して衆議院特別委員会で自公が強行可決しました。「違憲」違反を無視した暴挙です。
    今回のブログ最終に「安保法案関連の請願は不採択ではなく継続になったのは、世論を無視できないことの表れです。」とありました。
    県議会は国会の下請け機関でもまた県は国の下請け機関でもありません。県民本位の神奈川県にすべく共産党神奈川県議団の活躍をご祈念申し上げます。

  4. 大山奈々子より

    鈴木様

    そうなんです。神奈川新聞の15日号でも報道されましたが、自分が理解できない異論を認めないという姿勢は民主主義的だとはいえません。
    神奈川新聞では、共産党と議論したかったという自民党のコメントが出ていますが、議論しようにも聞き入れられないムードだったといいます。報道から見えることと見えないことがありますね。

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