大山奈々子
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横浜国際高校と茅ヶ崎第一中学視察

ブログコメント4

議案に関係して視察する必要が生じ、横浜国際高校に行きました。26日。 すでに文教常任委員会のみなさんは視察をされた学校。共産党とは視察を別にするという今県議会の取り決めのために、学校の方、県職員の方には二重に対応をお願いすることになり、心苦しい次第でした。私たちはこの視察別問題で声明を出しています。

神奈川県立横浜国際高校

かつての六ッ川高校と外語短大付属高校が統合して横浜国際高校となりました。神奈川県の100校計画の最後の学校だったということで、財政も県の教育熱も潤沢にあったころの建設。非常にきれいでした。また、グローバル人材の育成という国の方針でSGH(スーパーグローバルハイスクール)に認定されています。国から予算もつきます。 

 豊かな国際交流のしくみ、第二外国語が学べる、アラビア語も学べる。(サウジアラビアの大臣級の方の来訪やサウジアラビアの企業の寄付で作った教室もあるというお話)帰国子女が多い、ネイティブによる授業もあり。など、非常にユニークな学校でした。まず二足制ではなく、靴のまま校内をあるける。服装は自由など明るい雰囲気が感じられました。

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全面天然芝の芝生のグラウンド、見晴らしが最高にいい屋上はソーラーパネルの場所貸しをしているといいます。(県が企業に貸す形)IMG_6117

そして、県立高校改革の中では、国際バカロレア認定校を目指している学校ということで新棟建設の議案がだされています。新しい形を発信し、ときに説明する役割も大変なご苦労だと思って後にしました。

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そして、今日27日は茅ヶ崎市立第一中学校へ。県教委がインクルーシブ教育のモデル校として小学校と隣接するこの第二中学校に「みんなの教室」を設置しているのでそのあり方をみせていただきました。

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市と県と国からの補助でけっこう教員や支援員を配置できていること、二クラスの特別支援級に4つの教室、3つの「ほっとルーム」(いわゆるリソースルーム)という設備面で充実していること、関係者が大勢参加して週に一度の連絡会議がもたれていること、県教委とも連携が月に一度はとられるなど、態勢も少し安心しました。

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しかし、40人の学級をもちながら通常級の先生が特別支援の子たちとの交流を図るためには少人数学級や授業の軽減など、行政としてサポートが必要だと感じました。

インクルーシブの試みを全県ではじめて行っている学校ということでこちらも注目されています。

音に敏感な子たちのために、テニスボールをはかせ、金属がぶつかる危険性のある部位に緩衝材を巻いた机や、掲示物が多くてビジュアル的に処理しきれない子たちのために黒板周りを布で覆う工夫など、みるべきものがありました。

校長先生の言葉で印象的だったのは「障害の子たちとの交流の中で、私たちが気付けなかった通常級の中の困っている子たちもあきらかになった」というお話。IMG_6127

これが全県に広がる時にはしっかりお金と人をつけていくことが必要ですし、来年4月に高校3校で始まるインクルーシブ教育のパイロット校は通常級の中に少し障がいのある子が入る形になりますから一層の配慮が必要です。

昇降口の青と丸窓は海の上の船の感じですね。茅ヶ崎は「町中にサーフボードもって自転車乗っている方がいますね。」というと校長先生が「家の生徒の中にも、朝、波に乗ってから学校来る子がいますよ」と笑っておっしゃっていました。カッコイイ!

しかし、茅ヶ崎市、学校のエアコンがまだだという話。(急いてつけてほしい。茅ヶ崎市さん、横浜より遅れていますよ。)支援級には体温調節が難しい子たちがいるのでエアコンをつけてくださっていましたが。

両校の先生方、ありがとうございました。

 

 


コメント

  1. 畑 義彦より

    いつもSNS上の発言等敬意をもって読ませていただいています。
    9/30金曜深夜「朝生」テレビ欄に「象徴天皇と日本」とあったので、お知らせします。多分小林よしのりさん出演されるのでは。ご自身の目と耳で小林さんを見ていただきたいのです。あと2冊だけ強引にお貸ししましたが、現在まで現役で活動されているので、あと何冊かはお貸ししたいです。(自分も理論武装できるよう読み込まないといけない)
    自分の近況は慶大通信教育夜間スクーリングが今週からはじまり、政治学・日本政治論を受講しています。貴重な時間ですので精一杯やるつもりです。三田の図書館は高級ホテルのような雰囲気です。(夜8時以降なので人もすくない)主要新聞が読めるだけでもうれしい。
    TOKYO自民党政経塾のほうも、塾長は深谷隆司氏(自民党都連最高顧問)昭和10年生れの方ですが、いろいろ生の話が聞けます。そのことはまた報告します。それでは失礼します。

  2. 畑 義彦より

    「政治とは願望や理念を唱えることではない。それを現実化することだ。そうでなければ、床屋政談、酒場談義と同じである」週刊ポスト2016.9.30号P70より呉智英 くれともふさ 1946生まれ 評論家・日本マンガ学会前会長小林よしのりを最初に評価した人で「ゴー宣」に出てきます。前も書きましたが呉氏がやっていた論語の塾は(以費塾・高田馬場)はよかった。
    豊洲への移転問題・オリンピック施設建設費問題等都政はガタガタ。小池さん立候補の仕方はスッキリしないと思いましたが、組織の動かし方はわかっていると感じます。美人でおしゃれ。かっこいい。舛添問題以降、一連の報道で国政と地方自治(政治)の違いがわかりますね。

  3. 大山奈々子より

    畑さん

    あーごめんなさい、昨夜はネットを見る余裕がありませんでした…
    自民党の勉強をされているご様子、頑張ってください。そして三田の図書館でどうかわが赤旗もご覧になってください。
    あと、地方紙。安倍氏の息がかかっていない地方紙もぜひみてください。

  4. 大山奈々子より

    はたさん

    東京都はなんといっても築地で働く方々、当事者の意見を聴かずにきたことが大問題ですよね。共産党は、関係者の話を聞くようにと指摘してきました。
    トップが変わって軌道修正がされるのは結構だけれど、だれもかつてのトップの振る舞いに意見する人物はいなかったのかと。手厳しい意見をいってくれる参謀をそだてないことにはトップとしての資格はないですね。小池さんは確かにとてもおしゃれ。築地問題どうさばくか手腕をみたいと思います。都民も意見をいう時ですね。

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