代表質問 ごきぶり問題
13日は君嶋議員の代表質問。←中身はこうでした。
もうすぐ文字起こしができると思うのでそうしたら質問と答弁、再質問と答弁を張ります。
国保は、前回、我々の意見書に対して、「共産党には事実誤認がある」というような他会派の反対討論があったので、再度丁寧に数字をあげて国庫負担が減らされてきて、高負担にあえぐ県民の姿を示し、社会保障としての国保の在り方を問いました。
小田原市と南足柄市の合併問題。現地調査の結果、過去の市町村合併の教訓をよそに、どちらかというと自治体が住民を誘導する形で進んでいるように思われます。そこに、住民サービス低下の危険性をつきつけた質問は貴重でした。
津久井やまゆり園の建て替え問題は、我々の西駒郷への視察で学んだ丁寧な地域移行支援の例もあげて財源措置も含めて求めました。これは少しいい答弁が来ました。
ヘイトスピーチは川崎の中原区平和公園での300メートルのデモについて、距離は短くても成功したということが彼らを増長させ、ネット上での攻撃とパッケージで在日コリアンの人たちに襲い掛かる。そのことの問題をつきつけ、ヘイト行為を規制する兵とスピーチ解消法から進んで神奈川での条例化を求めました。またも国の様子見答弁でしたが、足元で全国の象徴的に行われる差別の醜さを知るべき。
さて、今日のテーマはゴキブリです。
ヘイトスピーチ解消法をめぐって国会で証言した桜本のチェカンイヂャさんから、デモ後に、職場に、頭部を切断されたゴキブリが封筒に入れて送り付けられて入ると聞き、その写真を大きなスクリーンに映し出すべく用意していました。「ゴキブリは出ていけ」「一人残らず殺せ」などとかつて言われて、その当事者がそんな郵便を受け取る恐怖。ヘイトスピーチの罪の深さを象徴するものです。
映写前に是非を問う手続きがあります。すると議会局が他会派の声として、これを映すのはちょっと…と。不快に思われる傍聴者の方もいるかも。と。(ここに張っているのはイラストのもので全然かわいいですね。)
そこで団の中で話し合いになったとき、私は意見を求められて、
「はだしのゲン」問題と同じ構図。残虐だから見せないというのでは、真実は伝わらない。残虐なことがあった。不快なことがあった。それを名指して送り付けられる恐怖を共有することが大事。
私は断固映したいと考えるが、質問者である君嶋さんの意向を尊重するべきかと。
と答えました。君嶋さんは「送り付けることのひどさを知ってもらうために絶対映したい。でも、モザイクかけたらという折衷案がだされているので、少しならそれを飲んでいい」ということで、少しぼかして映すことになりました。
弱ったなあという面持ちの議会局の職員さんに、「県民の苦悩を議員は共感しなければなりませんので」と伝えました。
空気を読むということを知らない私たち、ご苦労かけます。でも、判断基準は県民の福祉向上にありますので。