港北区ほくほくフェスタ&港北芸術祭
二日続けて港北公会堂に行く機会がありました。
ほくほくフェスタは社会福祉の大会です。公会堂の前庭でボランティア団体さんなどがさまざまな食べ物や作品販売などブースを出しておられ、ロビーにはパネル展示もあります。
ホールでは福祉に貢献してこられた方々の社会福祉協議会からの表彰式が行われました。いつもながら人のためにと働く皆さんの層の厚さに驚かされます。
障害者支援にあたっている方々による区民フォーラムももたれ、思わず聴き入りました。人形劇は障がい者の日常の困難を紹介するものです。
私は、議員に求められる様々な資質の中で、共感力に関しては弱いと感じています。周りの方々が、苦境にいる方の心中を慮る発言をされるたびに、そういうふうに人の情況を想像できる、推し量れる人にならねばと思うので、機会があるごとに学ばなければと思っています。その意味で障がい当事者、障がい者の家族、支援者らが語るこのフォーラムは金言に満ちていました。
〇障がい児を持つ家族だってどうすることがその子にとって最善なのかわからないのだから、一緒に考える人がいてほしい
〇障がい者が地域にいるのだという事をわかって欲しいから、地域の行事にはできるだけ出て行こうと頑張っている。
〇被災地では自閉症の子がいる家族は避難所で迷惑をかけることを恐れて車で暮らした。
〇全盲の方が震災の避難を経験したが、住み慣れない避難所では、一度出かけると帰って来れる自信がなかった。
〇目が見えないとトイレの水を流すことも難しい。外出先のトイレの水を流す仕様が多彩になっている。
〇特別支援学校に通う子たちは遠距離通学が多いので、いざという時、地域の人たちが身近にいるとは限らない…
まだまだありました。災害対策を考える上で地域のつながりが大切といいながらなかなかそれを構築することが困難な状況があり、一つ一つ解決の道を探らなければと思いました。
福祉に携わるみなさんのご厚意に行政は胡坐をかくことなく、公の責任を強化していかなくてはと思いました。
・・・・・・・・・・・・・・
11月3日今日文化の日は港北芸術祭。
何年も続けてこられた歴史ある踊りの会。少しの間見せていただきましたが、ご高齢になられても足腰がしっかりしていないと踊れないことを思うと、みなさんお元気でこの日の発表を迎えておられることに感慨深く思いました。森進一さんの曲で踊る曲があったり、夏の盆踊りを教えてくださった方が噂通り踊りのお師匠さんだったり、いろいろな出会いがありました。