大山奈々子
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適格消費者団体認定記念シンポジウムに参加

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消費者支援かながわという団体があります。昨年8月、県内で初めて全国で19番目となる『適格消費者団体』に認定されました。

それを記念したシンポジウムが開かれるというので参加させていただきました。県庁前の開港記念会館です。

神奈川県の消費生活条例を改定するときの一連の議会質問を組み立てる際に消費者問題について学ばせていただきました。詳細は私のブログをぜひご覧ください。こちらです。安倍政権を応援する事業者に対する忖度とでも申しましょうか。

適格消費者団体認定を寿ぐ知事のコメントが写真付きでこの日の資料に載っていました。6000万円にも上るという訪問販売による県民の被害に目をつぶって業者の利益追求を優先した知事が…とある意味、感慨深く冷めた目で見てしまいました。神奈川県の方針転換は関係者を落胆させました。

あの問題は今でも神奈川県政の暗部として私の中で暗い影を落としています。知事や議会を変えなければという思いを強固にした事例の一つでもあります。

それはともかく、少額の被害に沈黙せざるを得ない消費者の課題に向き合い、そういう加害を許さないために差し止め訴訟をバンバン行っていく、そして差し止め請求訴訟を次々に起こしていずれは被害回復のための消費者団体訴訟を提起できる特定適格消費者団体となって集団訴訟を起こせるようになりたいとの決意が武井理事長から語られました。

私も最近、訪問先で被害額800万円のオレオレ詐欺、被害額6000万円の土地取引詐欺、を見聞きし、あるいは、マンションにBSアンテナをつけたところ、自宅にはBSチューナーがなくてもBS放送を見ているとみなされて受信料をとられてしまうという被害、動画ダウンロードにかかる費用を請求する架空請求など身近に消費者被害は蔓延しています。消費者支援かながわの活動に期待するところです。

この日の痛恨は「地域に根ざした適格消費者団体の活動」と題した講演をされた埼玉消費者被害をなくす会理事長の池本誠司さんに質問はと問われた際、思いつかず、後になって「行政からの支援はどうなっているのか」と思い個別にうかがったこと。これこそ、ゲストの消費者庁、神奈川県、横浜市の各ご担当が帰る前に聞けばよかったと。やはり国からの支援が縮小しているとのことでした。

国民を財政的被害のみならず尊厳を傷つけられることからも守る貴重な活動を行政が後押しするべきです。

また、消費者支援かながわでは不当な勧誘行為や契約条項、約款、誤解を招くような広告や商品表示等の情報提供を受け付けています。「これっておかしくない?」と思ったらまずはご連絡ください。ということです。生々しい情報は貴重です。私もBSアンテナの件は情報を伝えようと思っています。類似のものがあっても多いのだなという把握が可能ですから。

電話045-349-9729 (月水金の13:00~17:00)

ホームページからはこちらです。


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